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ワラサ・マダイ五目

ビギナーおすすめ度:★★       >>>おすすめ度解説

釣行日 2003/9/24
船 宿 剣崎松輪・あまさけや丸

魚種

詳細
■ワラサ

船中釣果(7名乗船)ワラサ:2本(2.5キロ/3.1キロ)
外道:イナダ ソーダガツオ カサゴ

使用タックル
■リール DAIWA ハイパータナコム400 BDe ライン:PEレインボー300メートル4号
■ロッド DAIWA LEADING-Xネライ240M
■仕掛け

夢の天秤/赤/70センチ
鉄仮面80号(ステンカン)
ブラッククッションゴム2mm1m(ワラサ用)
赤クッションゴム1.8mm1m(マダイ用)
DUEL船ハリス5号8メートル(ワラサ用)
DUEL船ハリス4号8メートル(マダイ用)
船ヒラマサ針11号(ワラサ用)
船マダイ針9号(マダイ用)

【コメント】

 午前4時半。剣崎松輪港の駐車場は、平日とは思えない数の車が続々と入ってきていた。皆、台風一過の荒食いを狙っているのかしら?しかし、台風前も後も、初島周り意外、ワラサのいい話は聞こえてきていない。私と同様、フィーバーしていなくても一本取れれば、といったところか?しかし、港内なのに風がすでに吹き荒れている。3度目の剣崎であるが、港の外で風が吹いている日も港内でこれほどの風を感じた事はない。ううう〜ん、荒れそうな予感。予報では風速6〜8メートル/波2〜4メートルとのこと。

 3度目のお呼ばれ仕立て船はまたもや「あまさけや丸」。しかし、今までの様にチャーター船ではなく今回は正真正銘のあまさけや丸にやっと乗船することになった。船は比較的きれいで大きめ。波が高そうな今日の状況では大きい方が安心だ。仕立てメンバー7人でなんとなく釣り座の振り分けを決める。私は左舷ミヨシとなった。波の高い日にミヨシ・・・・すぐに酔い止め薬を服用。ロッドキーパーをセットし、ロッド、リール、天秤、ビシ、クッションゴム、仕掛け・・・と着々とぬかりなく準備を進める。うん、今日の私はなんだか手際がよい。いい予感♪タックルバッグ、コマセカゴ、バケツの位置もばっちり決まった。とてもしっくりくるポジショニングに満足したころ、出港となった。

 漁開始が許されている午前6時まではゆるゆると船は進む。他船も同様に併走していた。そして6時きっかり、全船フルスピードでポイントへ・・・・とはいかなかった。波が高い!風が強い!スプラッシュマウンテン(知らない人はディズニーランドにGO!)の水にドボーンと落ちる感じの繰り返しである。雲も少し薄れて日が差してきているにもかかわらずすでに全員ずぶぬれである。う〜ん、ちょっと楽しい。でも、この天候では早上がりもあり得る。朝一番が勝負だと確信する。

 20分ほどでポイントに到着。

「水深30mくらいです。底から10m位を狙ってください。反応良いですよ!」

との船長アナウンス。しかしここまでの道中、荒波にもまれすぎて全員がすぐに仕掛けを投入できる状態ではなかった。中にはセットした仕掛けが風と波ですでにぐちゃぐちゃに絡まっている人も数名。そんなこともあろうかと私は仕掛け巻きに巻いたままにしていた。あわてず騒がず、針先にオキアミとイカタンを付ける。イカタンは今回の特別エサとして、私と相棒で持参した物。(現地では購入不可能ですのでその点ご注意下さい。)投入前に、全ての連結部分を再チェックする。前回のワラサ釣行で何度も目にしたバラシシーン。それを反面教師として今日の私はとても慎重になっている。最初に使うのは5号8メートルのハリス。今回の使用竿「リーディングXネライ」であれば5号でばっちりファイト出来る自信があった。ちもとはダブルラインの編み込みで補強。サルカン部分も編み込み補強。クッションゴムは前回使ったが新品同様の青物専用クッションゴム。そして各サルカンも強度の高い物にした。完璧である。アタリさえ取れれば釣り上げる自信があった。

 今日のスローガンは「ファーストヒット・ファーストゲット」である。「船中一本目を釣る」「最初にあたった魚を絶対にばらさない」の両方の意味。こんなに真面目に臨む沖釣りは初めてだ。私はとうとう頭がおかしくなってしまったようである(笑)。

 しかし、まず初めにあてたのは、左舷トモのA氏だった。しかし痛恨のバラシ。ハリス切れではなくすっぽ抜けのようである。他船でも数名、竿をしならせ始めた。ここで選択肢が二つある。

■選択その1■
コマセも付けエサもまだ残っている確信があればそのまま待つ。

■選択その2■
自分に魚を寄せる為に付けエサのチェックも兼ねてコマセを入れ直す。

 私は「2」を選んだ。ここで素早くコマセをどば撒きすれば魚がよってくれると思ったのだ。仕掛けを回収し、コマセを入れ直し、付けエサをチェックし、素早く再投入。

 底立ちを取り、底で大きく一回しゃくりを入れる。5メートルで再び軽くしゃくり、真棚の10メートルで最後に大きくしゃくりを入れて静止。二秒後くらいにドンッと竿先が海面に吸い込まれた。

 あまりにイメージ通りだったので、慌てもしなかった。ミッションを達成すべく、慎重に手巻きでポンピングを開始する。ドラグもやや締め気味。竿のしなりとクッションゴムで魚の引きを吸収する感覚を大事にしながらやりとりする。たぶん、このときの私の顔は今までの人生で一番真剣な顔をしていたのではないだろうか(笑)。

 ようやく上がってきた魚を見て、心底ホッとした。うれしいのではなくホッとしたのだ。そして隣の相棒も同じ気持ちだったようで、「あ〜ホッとしたよ〜!おれもう釣れなくてもいいや(笑)」と言った。なんて良い奴なんだ(涙)。

 その後のことは、実はあまり覚えていない。たかが2.5キロと思う方もいるだろう。だが、私にとっては大きさなど関係のない興奮と満足感を与えてくれる魚だった。グリップを脇に挟んだ状態でファイト出来たのだから、確かに大物ではない。しかししばらく私の腕と手はしびれたように言うことをきかなくなっていた。そしてあまりにもその一回のファイトに集中力を使いすぎてふぬけ状態になってしまった。次の仕掛け投入までにかなり時間が経っていた。

 朝イチの私のヒットの後、船中誰にもアタリが無い状態が続いた。波と風はひどくなる一方。ジェットコースターのように上に持ち上がっては下に落ちるGに耐えながら皆必死に竿を振る。

 沈黙が破られたのは、干潮後に潮が動き始めた11時近く。数名がイナダをあげた。相棒もイナダを1匹ゲット。しかし、ワラサを狙いに来ているメンバーはイナダが釣れてもどこか元気がない。11時半には雨も降りだした。気温も下がる一方。コマセもなくなりかけた12時頃、私は残りのコマセを相棒にあげて、キャビンでダウンした。船酔いはしていなかったが体中が痛かった。寒すぎて思考が停止。もう釣りに集中できる状態ではない。

 キャビンには先客が二名いた。右舷の二人。休んでいる理由は私と同様、寒すぎて釣りにならないらしい。そんな状況の中、最後の一流しで右舷ミヨシのK君がお見事3.1キロのワラサをあげた。最後まであきらめないその根性と体力に脱帽。

 雨・風・波の三重苦での釣りは、本当にしんどかった。しかし朝イチの一本だけで十分満足できる釣りもある、と実感できたことはいつも欲張りな私には貴重な経験となった。


【おすすめ度解説】
=ちょっと難しいかも ★★=他の船釣り経験者なら行ける! ★★★=他ジャンルの釣り経験者なら行ける!
★★★★=ちゃんと予習してからなら!  ★★★★★=船長&ベテランに聞きながら楽勝。気楽にGO!

 

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