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ヒラメ
ビギナーおすすめ度:★★★
釣行日 2004/10/1 中潮 港 :大原   船宿 :長福丸

船のヒラメ釣り

今回は「まりなの沖釣り日記」のまりなさん主催のオフ会にお呼ばれしたのですが、実は後半船酔いでダウンしてしまい、情けないことに写真を一枚も撮れなかったのと、まわりのみなさんの様子をここにご報告できるほど観察できなかったという事情がありまして・・・
純粋にわたくし管理人のヒラメ釣り練習レポートとして書かせて頂くことにしました(笑)。

さて、外房で船のヒラメ釣りと言えばイワシの泳がせ釣りです。
生きているイワシの口に「親針」を引っ掛けて、お腹もしくは背中に「孫針」を掛けてイワシを泳がせてヒラメを狙います。

仕掛の基本はリールに巻いてある「道糸」、そこにつなげる「幹糸」、おもりをつける「捨糸」、そして肝心要、イワシを付けてヒラメを食わせるための「ハリス」というパーツに分かれています。
関東各地、そして外房でもポイントによって、また釣り人によってもパーツの長さが違ったりするのですが、今まで管理人はその理由がさっぱりわかりませんでした。

もうひとつ、今までどうしても理解できなかったヒラメ釣りの先輩達からのアドバイスがあります。
「ヒラメを釣るにはヒラメの目の前にイワシを泳がせること。」
何度聞いても、誰に聞いてもこの答えしか返ってきませんでした。
「そんなの出来れば苦労しないよ〜(;_;)」
「だからどうやったらヒラメの目の前にイワシが泳ぐの!?」
今年の夏、飯岡でチャレンジした人生二度目の船ヒラメ釣りはこんな感じで何が何だかさっぱりわからないまま、ヒラメの顔を拝むことも出来ず終了しました。

船でヒラメを釣ったことがない方・・・挑戦したけど釣れなかった方・・・釣り方が分からなくて路頭に迷っている方・・・
そんな方々のお役に立つか立たないか、自信はさっぱりございませんが、ヒラメ釣り初心者ならではの奮闘記です。笑いながら読んでください(笑)。

餌付けの基本

イワシの餌付けのコツが3つあります。

★できるだけ素早くつけること

★出来ればバケツの水の中で付けること

★イワシの口の堅いところにまっすぐ親針を刺すこと

これは私から見ても必ず守らなければいけない事だと思います。
最初の2つはとにもかくにもイワシを元気なまま泳がせるための秘訣。慣れない内はバケツの中で逃げ回るイワシを掴むのも四苦八苦。私も未だにそうです。それでも出来るだけ素早く、イワシを傷めずに付けてあげることが良い釣果に結びつくと思います。

3番目のコツ、もしかしたら雑誌や新聞を良く読んでいれば分かることだったのかもしれないですが、私は今回の釣行で運良く隣にスーパーアドバイザー南十字星さんの隣に座ることが出来たので、最初の餌付けの時にダメ出しされて初めて知りました(笑)。喰われたりアタリがあった覚えはないのにイワシがいなかった・・・という事件はこれが原因だったようです。イワシの脱走を防ぐためにもこの3番目は重要です。そして「まっすぐ」刺す事によりイワシは泳ぎやすくなり、元気良くヒラメにアピールしてくれることでしょう。

ヒラメ釣りにも誘いがあったのね!

釣り方の基本は常におもりで底立ちを取り、根掛かりしないように一定の棚をキープすることです。
この「棚」というのは全く人それぞれ。捨て糸の長さでそれを調節したり、底立ちを取ってから1mないし2m巻き上げたところで静かに待つ場合もあります。
ここまでは私も知っていました。
今回、目から鱗!だったのは、餌付けでダメ出ししてくれたスーパーアドバイザー南十字星さんの「誘い方」レクチャー。

ヒラメというのは海底でジッとしていて、目の前にぶら下がってきたイワシを喰うモノだと私は思いこんでいました。
このイメージだと、先に書いた先輩のアドバイスである
「ヒラメの目の前にイワシを泳がせる」
ことは、たまたま自分がイワシを泳がせたところにヒラメがいた時以外は不可能です。
考えてみるとそれって、ただの運任せであまり積極的でない釣りのように感じませんか?

ところが!

泳がせのヒラメ釣りはそんなに消極的で運任せな釣りではなかったのです。
スーパーアドバイザー南十字星さんが軟調子のヒラメ竿を何度かググ〜ッとゆっくりあおってはゆっくりと元の位置に戻していました。
まるでコマセマダイのようなロッドワークです。私は南十字星さんが何をしているのか見当が付きませんでした。

「先生、当たったんですか?」

「違うよmamiさん。誘ってるんだよ。」

「は!?誘い・・・ですか?」

「ヒラメ釣りも誘うんだよ!ヒラメは上から落ちてくるイワシに反応するんだ。下にいてジッとしてるだけじゃなくて、上を睨んでるんだよ。」

この先生の一言でパアア〜〜〜〜っと視界が開けるような感覚がしました!
走馬燈のように駆けめぐる今までの様々な経験。

底にべったり張り付いている魚だから、根掛かりだけ気を付けてイワシを可能な限り底に泳がせることしか頭に浮かばなかった私って・・・!
ルアーフィッシングでいったい何を学んでいたのでしょうか。
フィッシュイーターは反射食いを誘導するのが有効だということを忘れていたんです。アイタタタ。

それまでは常に底立ちを確認してひらすら海底をトレースしていくような釣り方でした。
ここからは釣り方チェンジ!
おもりで底をたたいてまずは海底の形状を確認。
海藻があったり、ゴツゴツとした岩で1m〜1.5mくらいの高低差がところどころ現れます。海藻の中に無理矢理イワシを泳がせてもヒラメの目にイワシが写りません。岩の凸凹と海藻の長さを考慮して、一番窪んでいるかな?と思われる場所で底立ちを取ってから2m巻き上げてそこを棚に決めました。おもりが水中に浮いている時は静かに待ち、おもりが底をたたいた時はたるみが取れる程度に竿をあおったり少し巻き取って張りを保ち、その場をしのぎます。しばらくモソモソとした海藻の感触が続いた時は静かに大きく竿をあおってイワシを海藻ジャングルから脱出させてアピール。

だんだん、ヒラメ釣りの面白さが分かってきました。
決してイワシを泳がせてジッと待つだけの釣りじゃなかったんだと知ったら、アタリがなくてもすんごいスリリングでドキドキしてきました。

だけど船酔いでかなり気分が悪かったので、ちょっと休憩(笑)。
キーパーに竿を置き、逆舷のあねごさんと話していると突然「あたってるよ!」と複数の声が!
誰があたってるんだろ〜!?なんて呑気に構えていたら自分の竿がククッとシグナルを出していました。
慌てて竿を手に持ち、感触を確かめると、これはもう完全に針掛かりしている状態。
一応、アワセを入れてみるとグググ〜ンと重みが!

「やった!きたきた!」

ものすごいドキドキ。
ばれるな〜!ばれるなよ〜!ついつい巻き上げ速度もアップ。
「そんなに早く巻かなくていいですよ!」船長に笑われてしまいました。
上がってきたのは立派なヒラメ!キロはありそうでした。
こうやって淡々と書いているけど、本当にこの1枚目は嬉しかったです。
置き竿とはいえ、ちゃんとヒラメにアピールできる棚に仕掛を入れられたんだろうな、と自信が沸いてきました。

写真提供:鯛多肉さん

この1枚目でだいぶ気分の悪さも解消。二匹目のイワシをつけて今度は手持ちで喰わせるぞ〜!
と思っていたらけっこうすぐ来ちゃいました(笑)。
コツコツと底におもりが当たっていた状態からがくっと落ちるような場所。そこでス〜ッとゆっくり道糸を伸ばして再びおもりが底に着いたところで少し待ちを入れていたら、イワシが逃げまどっているような感触が伝わってきました。
これがいわゆる「前アタリ」かな?とドキドキしながらその場所を仕掛が動かないように少しずつ糸を送ります。
竿先は決して下げずに90度以上をキープ。
二度目・・・来ました。これはガブガブ噛まれているような感じでした。
でも、噛まれながらもイワシが逃げているような・・・そして三度目のグググ。
二度目よりも大きいシグナルでしかも長い!?
ここで見切って、 ヒラメの重量をジンワリ竿に載せるようなイメージでアワセ!
「上手い!」スーパーアドバイザー南十字星さんに褒めてもらっちゃった♪

「ヒラメ40コチ20」のアワセの法則、知ってはいたけど実践したのはこれがはじめて。
40秒とはいかないけれど、30秒は待ったかな?
前アタリからアワセまで、もうドキドキドキドキしっぱなし!
ヒラメ釣りって・・・・・・・・・・

楽しい!

この頃には海上は完全に時化状態。風に向かって船の横っ面をあてる大原独特の「横流し」はジェットコースターというよりはハードなバイキング(3Dでぐわんぐわん揺れる昔ながらの遊園地アトラクション)の動き。そろそろ私の三半規管が限界を向かえようとしていました。
しかし、実は今回の釣行、「まりな〜ずVSアネゴンズ」というヒラメ対決だったのです。「まりな〜ず」はまりなさんチーム。「アネゴンズ」は「姉御丸のCatch&Get」のあねごさんチーム。私はアネゴンズメンバーだったのですが、私が二枚目を釣った時点でも抜きつ抜かれつのデッドヒート真っ最中。勝手に戦線離脱するわけにもいかず、なによりやっとヒラメ釣りの面白さがわかってきたのにここでやめちゃうのはもったいなく、なんとか頑張ることにしました。

1枚目&2枚目と同じ攻略法で3枚目を狙いました。しかしさすがにもう手持ちにしてじっと穂先を眺めている事が出来ません。
しっかりと棚だけキープして置き竿でアタリを待ちます。
遠くを見つめ、時折目を閉じて胸のムカムカを遠ざけようと必至でした。
そして再び「あたってるよおおお!!!」船長の雄叫びです。
で、誰が!? 私でした。
すごいなあ・・・なんでこんなに連続で釣れるんだろう・・・ヒラメ釣りって不思議だなあ。
竿を手に持ってみるとまだ食い込んでいないようです。
2枚目の時と同じく、ロッドワーク、そして糸の送り込みと巻き取りで仕掛が今のポイントから動かないようにします。
前の2枚の時よりもじらされていました。
クククッというシグナルが断続的に出るのですが、なかなか大きなアタリが出ません。
「アワセてみれば?」の船長アドバイスで半信半疑のアワセ。
するとズシ〜ンとした重量感。
乗りました。
タモ入れしてくれた船長が「ああいう風にあんまり動かない場合もあるんですよ。」と言っていました。
この時は待ちとアワセ、そしてシグナルの見極めの難しさを痛感。

写真提供:鯛多肉さん
結局、ベストの仕掛バランスとは?

3枚目を釣り上げたあと、気分の悪さが限界に達したので仕掛を再投入せず一休み。
それでもおさまらず、誰にも何も告げずに私はキャビンへ潜り込んでしまいました(;_;)
徹夜・時化・寒さ・雨。。。。
船酔いの条件がばっちり満たされるとやっぱり辛いです。
勝手に1人早上がりしてしまったのですが、乗船者のみなさんは冷たい雨の中最後まで頑張っていました。
すみません・・・こんな根性無しなのに3枚も釣ってしまって・・・・・・m(T_T)m

で、自分自身の釣りレポートに徹すると宣言しましたので仕掛についてのお話しを最後に(笑)。

最初の方でパーツ毎の長さの決め方が人それぞれ違うと述べました。
要するにその人その人の棚の取り方次第なのかな?というのが私の結論です。

おもりを底につけたまま海底から1m棚を常に取りたい方は「捨糸」を1mにするのでしょう。
そうではなくて、今回私がやってみたどちらかというと「攻め」の釣りをする場合には捨て糸は30cmでも20cmでもいいと思います。
そしてイワシをつけるハリスの長さ。これは長すぎても良いことがないと分かりました。
他の人とおまつりしやすいので長すぎるハリスはやめた方が無難でしょう。
幹糸に関しても、特に長さの工夫はいらないように感じます。

総評:仕掛作りのポイントは捨糸の長さ!

釣り場の海底形状、船の流し方、そして自分自身の釣り方に応じた仕掛がわかったら更に私のヒラメ釣りは進化できるでしょう!

写真提供:あねごさん

最後に・・・・・

まりな〜ずリーダー
まりなさんへ
「ヒラメが絶対釣りたい!」と夏から叫んでいた私を見捨てず誘ってくださって本当にありがとうございました♪
行き&帰りまで面倒を見て頂き、寂しく大原一人旅にならずにすみませいた(笑)。
その上楽しい仲間に囲まれて念願のヒラメをなんと3枚も釣ることが出来、最高の思い出にまりました★
船酔いしたのに、心から「楽しかった♪」です!
大原のうねりはちょっとトラウマになりそうですが、是非またご一緒させてくださいm(_ _)m

アネゴンズリーダー
あねごさんへ
あと一枚!があれば決着がついたのですが、まあそれもまた勝負は次回に持ち越しという楽しみが増えたので良いですよね?(笑)
アネゴンズ強化おもり&おなご釣り師強化おにぎりの差し入れ、感激しました!
あねごさんの気遣いの細かさにはいつも頭が下がります。
私もあねごさんのような女らしさをキチンと持ったおなご釣り師を目指したいと思います。
アネゴンズのスーパー仕掛け人おかちゃん先生へ
仕掛2セットもありがとうございました!シングルフックタイプので3枚とも釣りました!

まりな〜ず&アネゴンズメンバーの皆様へ
厳しい天候の中、お疲れさまでした& お世話になりました♪
次回はお天気が良い日に皆様とご一緒できることを願っております(笑)
そして賞品を提供してくださった方々、ありがとうございました!


ヒラメのソテー
トマトと軟白ネギオリーブオイルソース

ヒラメ握り

ヒラメのソテー
ポテトきのこオニオンクリームソース




【おすすめ度解説】
★=ちょっと難しいかも ★★=他の船釣り経験者なら行ける! ★★★=他ジャンルの釣り経験者なら行ける!
★★★★=ちゃんと予習してからなら!  ★★★★★=船長&ベテランに聞きながら楽勝。気楽にGO!

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