一般的に、夏の浅場(水深20〜40m程度)のタチウオ釣りはビギナーにもおすすめとされている。その理由はアタリが比較的明確(いきなりガツ〜ンと食い込む事が多い)なのと、水深が浅いから一日手持ちで釣ってもそんなに疲れないという点。
じゃあ、冬場は何が違うの?っていうとまずは水深が違う。夏の餌釣りだとオモリ80号でいけちゃうのに、冬は下浦沖だと水深100m以上もざら。時には150mなんていう深場になる。観音崎で65〜75mくらい。そしてオモリも100号基準で時には120号も使うらしい。こうなると、初めて沖釣りをする人にはちょっとしんどいかもしれない。
そして一番の違いは食い方のパターン。ものすごくタチウオの活性が高い時は夏同様に明確なガツ〜ンという食い込みもあるけれど、かなり確率は下がる。活性が高くてもなぜか最初のアタリが微妙で、食わせるまでのテクニックが多少必要になってくる。
今回乗船した「つり幸」さん、私は初めて。船長のアナウンスはとても丁寧だった。「アタリはすごく小さいから良く穂先を見ててね。仕掛けも50〜70センチくらい短くして下さい。その方がアタリが出やすいから。シャクリは優しく。ピタッと止めた時にアタリが出る事が多いですよ。」と淡々とアドバイスしてくれる。こんなに長〜いアドバイスをしてくれる船長は初めて出会った。つり幸さん、やるねえ(笑)。
船長の指示に従って、用意してきた既成仕掛けを上から50センチ強短くして使用した。餌はサバとサンマの切り身が配られた。両方とも塩漬けではなくて、瑞々しくて身がしっかりしてて、とてもフレッシュ。人間が食べても良いくらいだった。思わず「美味しそう〜・・・。」と言ったらCさんに「食べちゃダメですよっ!」とつっこまれた。は〜い、気をつけます〜(爆)。
この日はまさに「魚はいるけど喰いが浅い」パターンにはまっていた。ポイントとなる観音崎に到着して、釣りをスタートしたのが8時頃。まわりには既に船団が出来ていたが、どうも全体的に活気がない。今までの私のタチウオ釣りは朝から入れ食いというパターンばかりだったのでちょっと戸惑った。一流し、二流し・・・船中なかなかアタリが無い。9時頃、やっとぽつぽつアタリ出した。我々4人の中で最初に釣り上げたのはCさん。なかなかの良型!そこから私にもヒット。ぐりさんもしばらくしてしっかりゲット!ZENさんはもうほろ酔い加減で(って関係ないけど)なかなかあたらないらしい。しかしアタリが続かない。同弦のミヨシの常連さんは何やら不思議なロッドアクションを繰り出していた。観察してみると、仕掛けを棚で止めた後、穂先をフワリフワリと何度か上下させてピタッと止める。微妙な間を置いてグイッとアワセの動作をするとなんとタチウオが乗っているのだ!なんだこれ!?初めて見た・・・。 |