| 初の遠征!?豊後水道のアジ(The FIshing ロケ) |
| 釣行日 2005/3/20&21 |
船宿 :星隆丸http://www.ajisaba.com/ |
タックル
リール:ハイパータナコン400FBe ライン PE5号
ロッド:スーパーインターライン潮流DRY 50号-300
クッション 2.5号30cm
ハリス 5号
ミキ糸 7号
カゴ 120号
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| 2005年3月19日 大分到着 |
今回は大分県でアジ&サバ釣り。何がどうしてこうなったのか!?
まだよく分かっていないうちに、私は大分にいた。飛行機で羽田から大分空港まで行き、そこからホーバークラフトとバスを乗り継いで、スタッフさんと待ち合わせている大分駅に到着。新横浜の駅前にちょっと似ていたかな。パームツリーがあることで、暖かい国に来たのだと実感した。が、気温は東京とさほど変わらず、肌寒かった。 |
スタッフさんと無事合流。今回ご一緒させていただく北本プロは1時間ほど後に到着されるとのことで、スタッフさんと私は昼食をとることに。居酒屋のランチ定食のメニューには「豊後アジ」が載っていた。明日明後日で沢山釣って沢山食べる予定なので、あえてそれは選ばず「鶏天ぷら定食」にした。こちらでは鶏を唐揚げにするよりも天ぷらで食べる方がポピュラーなのだろうか?あちこちの飲食店メニューで鶏天ぷらを見かけた。 |
大分城跡を撮影するとのことで、見学させてもらう。お堀に鯉がうじゃうじゃ泳いでいた。よく見ると亀もたくさん泳いでいる。そしてブルーギルと鯉のミックスみたいな謎の魚もいた。じっくり観察してみたが、魚種は最後まで分からなかった。上から見る限りかなりの『珍魚』であった(笑)。
お堀の周りは八重桜がチラホラが咲いていた。桜前線がここではすぐそこまで来ているのだ。 |
到着日は釣りなし。大分市内の『キリン大使館』にて関アジ&関サバを食べさせていただいた。関サバは1度だけ東京のお寿司屋さんで〆たものを食べた事があったが、刺身は初めて。これがサバなのか!?と思うくらいシコシコとした歯触り。上品な風味。アジも同様だった。こんなアジがいたんだ!感動の嵐。飲食街ではあちこちに『関サバ』『関アジ』の文字が踊っていた。
その後、港近くの釣具屋さんへ仕掛けとカゴを買いに行く。『関サバ・関アジ』仕掛けの専門コーナーがあった。さすがである。基本はスキンサビキの8本針か10本針。針数は多いが全長は長くても4m程度。ハリスも太いので手前祭りで悩まされる事は少なくてすみそうだ。スキンのカラーはホワイト、ピンク、グリーンが主体。カゴは上蓋タイプのビシ。かなり細い針金で蜂の巣状に編み込んである。関東のビシアジカゴとは微妙に違ったルックス。バラシ防止のためにクッションゴムを使うとのことなのだが、これがなんと2mm!私が経験して来た相模湾のビシアジ釣りだと1mmか1.5mmが標準。2mm30cmなんてイナダ釣り用としか思っていなかったからちょっとビックリした。ここのはいったいどんなアジなのよ!? |
| 2005年3月20日 実釣1日目 |
今回お世話になる船宿は大分県・住吉泊地の星隆丸さん。アジとサバを周年狙っているそうだ。船長はとても気さくで親しみやすい方だった。前日の情報では港から1時間半くらいかかる少々遠めのポイントを目指すとの事だったが、どうやら近場の30分くらいのポイントでスタートできるらしい。
今回ダイワ精工さんが用意してくれた私用のロッドは、なんとインターライン(道糸を竿の中に通すタイプ)。外ガイドロッドしか使った事が無いので最初は面食らったが、形状記憶合金の糸通しのお陰でセッティングも難なくクリア。聞けばインターラインロッドはここの針数が多いサビキ釣りにとても適しているらしい。ガイドに針が絡むというトラブルがないのは確かに捨て難い利点である。
リールは発売前のハイパータナコン400FBe。これは自分のシーボーグ500FEと操作性が変わらないので問題なし。一つ前のハイパータナコン400も持っているが、新しいモデルはさらにコンパクトになっていてしっくりと手になじむ。また欲しいタックルが増えてしまいそうだった(笑)。
目指すは『速吸の瀬戸』。
ポイントに着くとすでに船が集まっていた。連休だけあって、どの船も沢山の釣り人で溢れている。コマセはオキアミ。カチンカチンに凍っているので、カワスキを使って刻みながらカゴに詰める。船長の合図で投入開始。底立ちを取り、5mほど巻取ってコマセを振ってから再び仕掛けを底まで落とすという釣り方。胴つき(おもりカゴが仕掛けの下についている)仕掛けだから、コマセの煙幕に仕掛けを入れるにはもちろんこの方法しかないのだが、一旦この動作をしたあとにどうして良いのかわからなくて一瞬戸惑った。すかさず船長が「すこし仕掛けをたるませるくらいで良いよ。」とアドバイスしてくれた。なるほど。ちょっと仕掛けを潮の流れに乗せておけば良いのか。と少しずつ私が理解している段階で北本プロにアジがヒット!さすがである。すばらしい針掛かりでキレイな金色アジが上がってきた。大きい!
早く自分も釣りたい!
焦る気持ちを押さえ、少ない脳みそをフル回転させて自分に合った釣り方を考える。やっぱり、誘って喰わせたい。5mでしっかりとコマセを振り、素早く仕掛けを底まで落下させ、すかさず小刻みにシャクリ揚げてみた。するとビビビビ〜っと鋭いアタリ!一瞬追い食いを狙おうかと思い手でゆるゆる巻いてみたが、あまりにもスゴイ突っ込みなのでビビって(!?)すぐに電動スイッチオン。3mの胴調子竿で大アジが釣れるとこんなに面白いのか、と巻き上げの間ずっと感動していた。下にグイグイと引き込む元気の良さ。言い方を変えれば、胴つきで短めの枝糸だから、この程度の抵抗で済んでいるのかもしれない。関東式の天秤仕掛けだったらもっとグイグイ引っ張られて大変なことになりそうだった!
上がってきたのは見事な体高のアジだった。厚みもすごい!オデコが出っ張っている(笑)。これがアジなのか!?走水のアジというのを釣った事がないが、こんな感じなのだろうか。今まで自分が釣ったアジの中でももちろん最大、そして今までで一番グラマラスだった。
このポイントでひとときの入れ食いタイムを堪能! |
朝のうち曇りがちだった空が少しだけ晴れてきた。風はほとんどなく、波も穏やか。ポイント移動が気持ちの良いクルージングになる。空も海も、いつもいる東京湾や相模湾とつながっている。いつもと同じ日本の海に、なじみ深いアジを釣りに来ている。でもどこかが違う。初めて一緒に釣りをする北本プロ。初めて乗る船。そして初めてご一緒する撮影スタッフさん。タックルも全て初めて触るものばかり。同じ様でいてすべてが初めて。心地良い緊張感と新鮮さ。
船長や地元の釣り人と、釣り場や釣り方、魚についてお話しする。知識が増えてゆく。私が釣りをしていなかったらおそらく出会う事はなかったであろう人々。そして一生来なかったかもしれない九州・大分。海に、魚に、そして私に釣りを教えてくれた全ての人々に感謝した。
「あそこが佐賀関。で、あの辺から向こうは漁師しか入れないんだ。」
船長が指差しして教えてくれた。色々と紆余曲折あったようだが、現在は遊漁船と職漁船の境界をはっきりさせることでお互いに仲良くやっているらしい。コマセ釣り可能エリアを示したガイドマップを釣具店で見せてもらった。それも日々変更が加えられ、範囲が広がったり狭まったりなかなか定まらないとのこと。関東だけでなく、どこも大変なのだ。
移動した先ではアンカーを降ろす釣りになった。海面は鏡のようなベタ凪ぎで穏やかなのだが、見かけとは裏腹にものすごく速い潮らしい。仕掛けを降ろすとあっという間に横に流されて行く。ここでは仕掛けを竿1本分〜1.5本分くらいたるませてコマセに馴染ませる釣り方を船長に教えてもらった。理由とやり方はすぐに分かったが、これがなかなか難しい。クラッチをオフにして、スプールを軽く指で押さえながら竿をシャッと煽って、道糸を送り込む。しかし送り込んでもあっという間に仕掛けが張ってしまう。弛ませた仕掛けに食い付くから掛かり所は運任せ。何度か当たったが途中バラシ連発。苦労の末、ようやくアジが釣れた。切れてしまうギリギリのところでなんとかキャッチ。
「さっきの所の方が釣りやすかったでしょ?」船長が言った。「はい。でもこっちの方が難しくて面白いです。」私がそう答えると船長は「そうか!こっちの方が面白いか!」とニコニコしていた。今日一番の大アジを釣上げて一日目は終了! |
| 2005年3月21日 実釣2日目 |
前日の釣りで十分満足した・・・とは言い難かった。やっぱりどうせならサバも釣りたいし、常連さんが言っていた「入れ食い」「多点掛け」も経験してみたかった。棚取りやコマセワーク、潮の具合などはだいたい分かったので、最終日はもっと積極的な釣りをしてみようと決めた。
スタートポイントは初日と逆で、前半にアンカー釣りとなった。投入すると昨日と同様、道糸はどんどん流される。が、今日はなんだか違うみたい!?仕掛けを弛ませる前にアジがヒット!これはいったいどういうことだ!?そのまま入れ食い、とはいかなかったが、それほど工夫をしなくてもアジが回ってくれば船中全員に同時ヒットという状況が続いた。今日のアジはやる気があるみたいだった。そして時間が経つに釣れてアジの食い気はヒートアップ!文字どおりの入れ食いがしばらく続く。底に落とした瞬間に食い付くんだらかたまらない!!スチールカメラマンさんが「頑張ってみんなのお土産を釣るんだ〜!」と声援してくれた(笑)。もう、これでもか〜!という精いっぱいの手返しでバンバン釣り上げた。
アジは十分釣れたからサバも狙ってみよう、ということで昨日の朝に狙ったポイントまで1時間ほどかけて移動。しかしそこにもサバの反応は見られず、しばしアジを釣った後に海はすっかり静かになってしまった。 名残惜しいけれどこれにて豊後水道の釣り終了! |
港に戻ると、生け簀に入れていたアジを船長さん、常連さん、釣具店のスタッフさんが手分けして『神経締め』にしてくれた。話には聞いた事があったが、実際に『神経締め』する所を見たのはこれが初めてだった。
【1】
生け簀からアジを出し、脳天を包丁で刺す。するとアジはバタバタを暴れる。 |
【2】
包丁で刺した穴にステンレスの針金を差し込み、脊髄に沿わせ尾に向かって差し込んでゆく。 |
【3】
神経をザックリやると突然アジは口をカ〜っと開き、まっすぐになったまま動かなくなった。これはすごい!魚の見た目も損なわず、確実に完全に締める事が出来る方法である。 |
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丁寧に神経締めしていただいた大量のアジをスタッフさんと山分け。発砲箱に入れて、その日の内に東京まで持ち帰らせていただいた。ヘロヘロの体にむち打って鱗、エラ、内臓を取り除く。相棒とともにまずは1匹、刺身で頂いてみた。お味は・・・・・涙が出るくらい美味しかった。相棒も目を真ん丸くして驚いていた。これがアジなのか!?何も言われずスッと出されたら何のお刺身だかわからないかもしれない。感動的な味のアジ。一口一口噛みしめながら、今回お世話になった方々に感謝した。 |
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今まで何度も、そしてたくさんの人に「なんで釣りが好きなの?」と聞かれた事がある。ずっと上手く答えられなかった。一年中色黒と言われても、シミや皺を指摘されても、おやじくさいとののしられても、私が釣りをやめられない理由が今回の釣行でなんとな〜く分かったような気がした。旅と釣りが一緒になった事で気付いたのだ。同じ『アジ』という魚を釣りに行っても、頭からお尻まで全く同じシナリオだったことは一度も無い。日常で、これ以上に楽しい事があるかしら?今の所私には見つからない。
数週間経った今、プライベートでまた豊後水道のアジサバ釣りに行ってみたいなあ、と結構『本気』で思いはじめている。今回出会えなかった豊後サバ。なんとかチャンスを作ってまたチャレンジしてみたいのだ。普段楽しんでいる感覚で釣りに行ける場所ではないけれど、九州旅行のついでにアジサバ釣り、なんてのが実現できたら良いなあ。。。
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この釣行の模様は2005年4月2日テレビ大阪・東京「The Fishing」で放映されました。
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